小池 光子
わたしのグロッケン、三代目。

ドイツ製の知育楽器の中古品。 大好きなバンド、コルネッツの小熊純子さんが営む 小さな雑貨店でみつけて2年ほど前に購入したもの。 理由は、小さくて薄くてツアーでの持ち回りにいいなと思ったのと、 可愛かったから。 可愛いとやる気が出るというものだから。 歌いながら演奏するようになったのは、 2011年のビューティフルハミングバードのアルバム “HORIZON”に収録された”somebody’s calling you”から。 その頃ドラマーの藤井寿光くんが譲ってくれた古いグロッケンを、 曲作りに使ってみたのがきっかけ。 歌いながらポン♪と叩く程度だったのが、 おや左手が空いてるなと気づき、同時にシェイカーを振るようになる。 その後、2015年前後から、 栗コーダーカルテットと組ませていただくようになると、 なりゆきで楽器の演奏頻度はあがり(初年は100ステージくらいあった) 否も応もなく、経験が増えていく。 (わたしは栗コーダー塾と呼んでいた) はじめは怖くて手元がおぼつかず、ろくにたたけもせず、 これでは栗コーダーの迷惑になる〜などと不安になり、 本番で混乱してマレット(ばち)をポーンとすっとばしたりしていたのが、 今では、 ある時は、 口は歌い、 右手でグロッケンたたき、左手でスレイベル振る。 またある時は、 口は吹き口でタンギング、 右手で鍵盤ハーモニカ押さえ、左手でシェイカー振る。 ...そんなチョコザイなこともするようになった。 決して上手とは言えないけれど、 ガチガチだったのが、いつのまにか楽しい演奏に変わった。 継続は力なり、 そして栗コーダー兄さんの、 現場主義、かつほめて伸ばす優しきスパルタ教育♡に感謝である。
光子
My favorite glockenspiel. A kind of educational toy instrument. I play this one with singing on my concert.
Mitsuko