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  • 執筆者の写真小池 光子

夢の桃色御殿

2020.2.22  栃木市 岩下の新生姜ミュージアムにて


Double Torus(ダブルトーラス)のおふたり、サックス田中邦和さん、ピアノ林正樹さんにお声がけいただいて、目黒で初めてライブをしたのが昨年8月。

「何でも小池さんの歌いたいものを」と言われ、ビューティフルハミングバードの曲から、邦和さんおすすめのスタンダードまで、どぎまぎしながら。


その最初のライブを観にいらしていた岩下社長がお声がけくださって、岩下の新生姜ミュージアムでコンサートさせていただくことに。 この3人の演奏、昨年秋の相模原メイプルホールに続き、3回目。

1年もしないうちにこれだけ機会をもらえるとは、ありがたいなぁ。


新生姜ミュージアムへは、2015年に開館したてのころに、一度ビューティフルハミングバードでコンサートさせていただいて以来の来訪。


桃色御殿であるこの場所を楽しみきるには、わたしも桃色になるのがいいのかな、そう思っていた矢先、町でショッキングピンクのワンピースを見つけてしまい、これはおぼしめしに違いないと購入(ここだけの話、980円ですわよ)。

合わせるタイツの色がわからず、まるきり同じ色を購入(タイツの方が高いじゃないのさ)。

どちらも、生まれて初めて買う色でドキドキしつつも楽しい。


邦和さん林さんには、曲の相談より早く「わたしピンクのワンピース買いました」の報告を入れる。

とはいえ、こんな派手な色のもの身につけてほんとに大丈夫かしらん、という一抹の不安を抱えて迎えた当日、電車に揺られミュージアムへ到着。




↑これ入り口。




ここのステージには桃色のグランドピアノ、新生姜の桃色巨大パッケージが鎮座する。






蓋を開けたら、わたしのピンクワンピは、桃色御殿におそろしいほどに馴染んでいた。

ほらごらん、ハートがたくさん飛んでる。ピンクのアルパカちゃんも飛んでる。


林正樹、世界にひとつのピンクのグランドピアノを弾く。




コンサートはというと。

演奏前においしい新生姜を大量摂取したため、からだがぽかぽかしてた。

回数を重ねて、おふたりの演奏がもちろん素晴らしいのは変わらず、わたしはあわてずに自由にのびのびと歌えるようになってきた。楽しく演奏できてとてもうれしい。


桃色のお部屋で記念撮影。

左から田中邦和、新生姜、林正樹、小池光子。決していかがわしい部屋ではない。






音楽を愛してやまない岩下シャチョーとわたし。







シャチョーはこの日、シャンパンピンクのキラキラシューズを履いてたよ。

わたしたちをお呼びくださってありがとうございました。



ここへ行けば、大概の些末な悩みはどうでもよくなってくる。

一時間も居ればもう、ピンクでないものに違和感さえ覚えはじめ、

「自由であるっていいなあ」「わたしも好きなことをしよう」そして「みんなそれぞれが好きなように、在りたい在り方であれ!」という気持ちに、なってしまう。



もしもあなたにいま少し元気がないのなら、ぜひ一度行ってみることをおすすめしたい。

きっといいことあるから。


光子


※2/28追記

只今新生姜ミュージアムは臨時休館となっています。暖かくなったら是非お出かけくださいね。


【セットリスト】


~Double Torusのおふたりで~

Chorinho pra ele (Hermeto Pascoal)

瞑想(メンデルスゾーン)

Upa Neguinho(edu lobo)


~ここから3人で~

切手のないおくりもの(財津和夫)

カレン(ビューティフルハミングバード)

眠っているあいだに(ビューティフルハミングバード)

豊原駅の歌(磯由起子/石田多朗)

手をつないで(小池光子)

Prelude To A Kiss(Irving Gordon,Irving Mills/Duke Ellington)

My Ship(Ira Gershwin/Kurt Weill)

一本の鉛筆(松山善三/佐藤勝)


〜enc.〜

L-O-V-E(Bert Kaempfert&Milt Gabler)


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